楽天ひかりは楽天グループが提供する光コラボレーション回線で、楽天市場のSPUポイント倍率アップ・楽天モバイルとのセットで毎月1,000ポイント還元など、楽天経済圏ユーザーには魅力的な光回線です。しかし2023年4月に「楽天モバイルと同時契約で1年間無料」という大型キャンペーンが終了し、現在の楽天ひかりはそれほど目立った特典がなく、スマホセット割なし・ルーター自前調達・10G未対応などのデメリットが正直目立ちます。
この記事では2026年4月の最新情報をもとに、楽天ひかりの7つのデメリットを対策付きで正直に解説します。
楽天ひかりには、他社光回線のような「スマホ料金を直接割り引くセット割」がありません。ドコモ光(最大-1,210円/月×家族全員)・SoftBank光(最大-1,650円/月)・auひかり(-1,100円/月)は光回線とスマホをセットで使うことで毎月のスマホ料金が下がりますが、楽天ひかりには同様の仕組みがないため、家族複数人で通信費を節約したい場合に不利になります。
| 光回線 | スマホセット割 | 1回線あたりの割引 | 家族4人の場合 |
|---|---|---|---|
| ドコモ光 | ドコモ光セット割 | 最大-1,210円/月 | 最大-4,840円/月 |
| SoftBank光 | おうち割光セット | 最大-1,650円/月 | 最大-6,600円/月 |
| auひかり | auスマートバリュー | -1,100円/月 | 最大-4,400円/月 |
| 楽天ひかり | スマホ料金割引:なし | 0円 | 0円 |
代わりに楽天ひかりは楽天モバイルとのセットで毎月1,000ポイント還元(最強おうちプログラム)があります。これを楽天モバイルの月額料金(3GBまで968円)に充てると実質的に携帯料金を無料にする使い方も可能ですが、これはスマホ料金を直接下げるものではなくポイント還元です。
楽天ひかりでIPv6(高速・安定通信)を使うには、「IPv6クロスパス」という楽天ひかり独自の規格に対応したルーターが必要です。他社光回線で一般的な「v6プラス」とは異なる独自規格のため、対応しているルーターの種類が少なく、自分で調べて購入する必要があります。さらに楽天ひかりはルーターの無料レンタル・無料プレゼントを実施していないため、費用が別途かかります。
楽天ひかりの「速度が遅い」という口コミの多くは、クロスパス非対応のルーターを使っている・またはIPv6の設定が正しくできていないことが原因です。フレッツ光コラボ全般の課題として、PPPoE接続(IPv6非対応)では夜間の混雑で速度が低下しやすく、これが「楽天ひかりは遅い」という評判につながっています。クロスパス対応ルーターで正しく設定すると、夜間でも安定した速度が出ます。
check.xpass.jp)でクロスパスが有効か確認できる。ドコモ光・SoftBank光・auひかりが10Gbps(またはそれ以上)の高速プランを提供しているのに対し、楽天ひかりは2026年4月時点で最大1Gbpsプランのみの提供です。10Gプランの提供予定についても現時点では公式アナウンスがありません。
2023年4月に「楽天モバイルと同時契約で1年間月額無料(最大31,680円相当)」という大型キャンペーンが終了してから、楽天ひかりは目立った特典がなくなりました。2026年4月現在、楽天ひかりの主なキャンペーンは「工事費完全無料」と「楽天モバイルとのセットで毎月1,000ポイント還元」のみです。他社のような高額キャッシュバック(数万〜10万円)・月額料金割引・他社違約金負担キャンペーンはありません。
| 特典 | 楽天ひかり(2026年4月) | 他社主要光回線 |
|---|---|---|
| 工事費 | ◎ 完全無料(残債なし) | 実質無料(dポイント還元・分割相殺等) |
| 現金キャッシュバック | なし | 最大数万〜10万円以上(窓口によって異なる) |
| 月額料金割引 | なし | あり(最大6ヶ月割引等) |
| 他社違約金負担 | なし | 最大1〜10万円(他社に多い) |
| 楽天モバイルセット特典 | ◎ 毎月1,000ポイント(永年) | — |
楽天ひかりには2年定期契約プランがあり、更新月以外に解約すると最大5,280円(戸建て・プラン料金相当)の解約金が発生します。ただし楽天ひかりは工事費が「完全無料(残債なし)」のため、auひかりのように「解約時に工事費残債数万円が一括請求される」ということはありません。解約時の費用負担はドコモ光(最大5,500円)やauひかり(最大4,730円+工事費残債)と比べてシンプルです。
楽天ひかりのセット特典(毎月1,000ポイント還元・SPU倍率アップ)は、主に楽天モバイルユーザー・楽天市場をよく使う方向けの恩恵です。ドコモ・au・SoftBankのスマホを使っていて楽天市場をほとんど利用しない方には、楽天ひかり固有のメリットがほとんどありません。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 回線種別 | 光コラボレーション(NTT東西フレッツ光回線)・プロバイダ一体型(楽天ブロードバンド) |
| 月額(戸建て・ファミリー) | 5,280円/月(税込・プロバイダ込み) |
| 月額(マンション) | 4,180円/月(税込) |
| 現在のキャンペーン | 工事費完全無料(残債なし) 最強おうちプログラム:楽天モバイルとのセットで毎月1,000ポイント還元(永年) |
| SPU(ポイント倍率) | 楽天市場のポイントが+2倍(楽天モバイルとのセットでさらに+1倍) |
| スマホセット割 | なし(スマホ料金の直接割引はない) |
| IPv6接続方式 | IPv6クロスパス(独自規格)・対応ルーターが必要(無料レンタルなし) |
| 10Gプラン | 提供なし(1Gbpsのみ) |
| 工事費 | 完全無料(残債なし)※転用・事業者変更は初期登録料1,980円のみ |
| 解約金(2年契約) | 最大5,280円(更新月の前後1ヶ月は無料) |
| 提供エリア | ほぼ全国(フレッツ光提供エリアに準拠) |
楽天ひかり+楽天モバイルのセット(最強おうちプログラム)で毎月1,000ポイントが永年還元されます。この1,000ポイントを楽天モバイルの月額料金(3GBまでの家族割適用で968円)に充てると、楽天モバイルが実質毎月無料になります。さらにSPUポイント倍率が楽天ひかりで+2倍・楽天モバイルで+3倍(楽天会員の1倍と合わせて最大7倍)になるため、楽天市場で月5万円使う方なら毎月2,500〜3,500ポイント以上の還元が受けられる計算になります。楽天経済圏の活用度によって恩恵が大きく変わります。
どちらもIPv6を使ってインターネットに接続する方式で、夜間の混雑を回避して高速な通信を実現するという目的は同じです。v6プラスはJPNEが提供する方式でドコモ光・ビッグローブ光などで採用されており、クロスパスはコネクシオが提供する方式で楽天ひかりが採用しています。技術的な仕組み(DS-Lite)は同じですが、対応ルーターが異なります。v6プラス対応ルーターがあっても楽天ひかりのクロスパスには使えない場合があります。楽天ひかり公式サイトの「対応ルーター一覧」で確認してから購入することをおすすめします。
大きな違いは解約時の追加請求があるかどうかです。ドコモ光・auひかり等の「実質無料」は工事費を分割払いにして月額料金から割引する仕組みで、途中解約すると残りの分割分が一括請求されます。楽天ひかりの「完全無料」はキャンペーン対象の場合、そもそも工事費の分割払いが発生しないため、解約時に追加請求がありません。引っ越しや短期解約の可能性がある方にとっては楽天ひかりの工事費完全無料は本物のメリットです。ただしキャンペーン適用条件があるため、公式サイトで最新の工事費無料の条件を確認してください。
「速い」という口コミと「遅い」という口コミの両方があり、主な原因はルーターの対応状況にあります。クロスパス非対応の古いルーターを使っているとIPv6が有効にならず、PPPoE接続(夜間に混雑しやすい)になるため速度が遅くなります。クロスパス対応ルーターに買い替え・設定でIPv6をONにすることで大幅に速度が改善するケースが多いです。楽天ひかりの確認サイト(check.xpass.jp)でクロスパスが有効かどうか確認し、有効でない場合はルーターの設定や買い替えを検討してください。
使い方によります。楽天市場でよく買い物をする方なら、SPU+2倍のポイント還元が長期的に価値を発揮します。一方、楽天モバイルを使っておらず楽天市場もほとんど使わない方には、楽天ひかり固有のメリットは月額料金(戸建て5,280円・マンション4,180円)という価格面しか残りません。この場合、自分のスマホキャリアに合った光回線(ドコモ光・auひかり・SoftBank光)の方がスマホセット割でトータルコストを下げられます。まずは自分のスマホキャリアを確認し、対応する光回線のセット割と比較することをおすすめします。
楽天ひかりのデメリットは「楽天経済圏をどれだけ活用しているか」によって大きく変わります。楽天モバイルを使っていて毎月楽天市場でよく買い物をする方にとっては、ポイント還元・SPU倍率アップ・工事費完全無料という組み合わせで十分なコスパがあります。一方でドコモ・au・SoftBank系のスマホを使っていて楽天をあまり使わない方には、それぞれのキャリアに合った光回線の方がスマホセット割でトータルコストを下げられるため、まず自分のスマホキャリアを確認してから光回線を選ぶことをおすすめします。
※ 料金はすべて税込。2026年4月時点の情報です。
※ 楽天ひかりの月額料金はプロバイダ(楽天ブロードバンド)込みの参考価格です。
※ 最強おうちプログラム(毎月1,000ポイント還元)は2025年3月4日以降に楽天ひかりを申し込んだ方が対象です。
※ 工事費無料キャンペーンの適用条件は変更される場合があります。最新情報は楽天ひかり公式サイトをご確認ください。
※ SPUポイント倍率は楽天市場でのお買い物に対する進呈分(上限5,000ポイント/月・期間限定ポイント)です。
※ プラン内容・キャンペーンは変更される場合があります。最新情報は楽天ひかり公式サイトをご確認ください。



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