イオンモバイルとmineoは、いずれも「家族全員で乗り換えられる格安SIM」として比較される機会が多い2社です。しかしその設計は大きく異なります。イオンモバイルは「全国200店舗以上のイオンでの対面サポート・シニア専用プラン・1GB単位の超細かいプラン設計・家族シェアプランの安さ」が強み。mineoは「パケット放題3Mbpsで実質使い放題・3回線選択・ユーザーコミュニティのフリータンク」が独自の魅力です。
この記事では2026年4月の最新情報をもとに14項目で徹底比較し、「どちらが自分・家族に合っているか」を明確にします。
両社を比べる上で最も重要な違いは「プランの粒度」です。イオンモバイルは1GB単位で細かく選べる設計、mineoは3〜50GBの段階制設計です。
| データ量 | イオンモバイル(音声プラン・さいてき) | mineo(マイピタ・デュアルタイプ) | 比較 |
|---|---|---|---|
| 1GB | 638円 | —(3GBが最小) | イオンのみ対応 |
| 2GB | 748円 | —(3GBが最小) | イオンのみ対応 |
| 3GB | 858円〜1,078円 | 1,298円(+パケ放題1Mbps付帯) | イオン有利 |
| 5GB | 1,078円〜1,298円 | —(7GBが次段) | イオンのみ対応 |
| 7GB | 1,298円〜1,408円 | 1,518円(+パケ放題1Mbps付帯) | ほぼ同額 |
| 10GB | 1,518円〜1,628円 | —(15GBが次段) | イオンのみ対応 |
| 15GB | —(20GBが次段) | 1,958円(パケ放題3Mbps無料込) | mineoのみ対応 (実質使い放題付き) |
| 20GB | 1,958円 | 2,178円(パケ放題3Mbps無料込) | 価格はイオン有利 放題はmineo有利 |
| 30GB | 2,508円〜2,618円 | 2,178円(パケ放題3Mbps無料込) | mineo有利 |
この2社の比較で最も差が出るのが「家族での使い方」です。イオンモバイルのシェアプランは格安SIM中でも最大規模のシェア体制を誇ります。
| 家族構成 | イオンモバイル(シェアプラン) | mineo(個別契約+家族割) | 月額差 |
|---|---|---|---|
| 2人で20GB合計 | 1,958円+220円=2,178円 (シェア20GBプラン・2枚目+220円) |
3GB×2人:2,596円〜 (家族割込) |
イオンが約400円安い |
| 4人で20GB合計 | 1,958円+220円×2+440円=2,838円 (シェア20GBプラン・4枚) |
5GB×4人:約5,072円〜 (家族割込) |
イオンが2,000円以上安い |
| 4人で40GB合計(各10GB) | シェア40GB相当:約4,000円台 (4枚追加料金込) |
7GB×4人:約6,072円〜 | イオン有利 |
・申し込み・設定・データ移行まで無料対応(本州・四国)
・マイナンバーカードのスマホ登録サポートあり
・スタッフが一緒に料金プランを診断・相談できる
・端末の修理・買い替えサポートも店舗で完結
・一部家電量販店・直営店で契約可能
・マイネ王コミュニティでユーザー間のQ&Aサポート
・スタッフによる対面での設定サポートは限定的
・「スマホ操作が苦手な方」には不向き
・最大通信速度:下り1Mbps(2025年9月改善)
・SNS・メール・通話中心なら十分使える速度
・通常プランより月額が安い設計
・1〜10GBを1GB単位で選択可
・やさしいシェアプランで夫婦2人をまとめて管理可
・マイそくスーパーライト(最大32kbps・月額275円)は
全年齢向けで超低速のため実用性は低い
・通常のマイピタプランを使うことになる
・高齢者向けの料金優遇・速度設計がない
・20〜200GBを10GB単位(MORIMORI)
・翌月のプランを何度でも無料変更可
・1〜3GBは格安SIM最安水準
・例:1GB 638円・3GB 858円〜1,078円
・1〜5GBのプランが存在しない
・7GB以上でパケット放題1Mbpsが無料付帯
・15GB以上でパケット放題3Mbpsが無料付帯
・放題の仕組みで「使い切る心配がない」安心感あり
・データを使い切ると最大200kbpsに速度制限
・追加データは1GB:528円で購入可
・翌月のプランを多めに変更して対応する方式
・「今月20GB、来月3GBに変更」という使い方も可
・3/7GBデュアル:パケット放題1Mbps 無料付帯
・3Mbpsで標準画質動画・SNS・LINE通話が快適
・ただし平日12時台:32kbpsに速度制限あり
・通常時:20〜50Mbps前後(時間帯・回線による)
・昼・夕方は速度低下あり(MVNO共通)
・速度制限時(データ超過後):最大200kbps
・通常時:20〜50Mbps前後(同様に時間帯変動あり)
・昼・夕方は速度低下あり(MVNO共通)
・平日12時台のパケット放題:32kbps(特別制限)
| 比較項目 | イオンモバイル | mineo | 有利 |
|---|---|---|---|
| データ繰り越し | ◎ 翌月末まで | ◎ 翌月末まで | 引き分け |
| 回線の選択肢 | ドコモ・au(2回線) | ◎ ドコモ・au・SB(3回線) | mineo |
| 家族シェアプラン | ◎ 最大8人・追加+220〜440円/人 | 家族割引-55〜165円/回線(規模感は小) | イオン |
| シニア専用プラン | ◎ やさしいプラン(60歳以上) | なし | イオン |
| フリータンク・データ融通 | なし | ◎ フリータンク・パケットギフト | mineo |
| お試し制度 | ◎ 無料おためしサービスあり | ◎ お試し200MBコース(最大2ヶ月) | 両社対応 |
| WAONポイント連携 | ◎ イオンゴールドカードで月額5%OFF+WAON加算 | なし | イオン |
| 解約金・縛り | なし | なし | 引き分け |
| eSIM対応 | ◎(タイプ1) | ◎ | 引き分け |
② 全国200店舗以上のイオン対面サポート:スタッフがスマホの設定・データ移行・アプリ設定まで無料でサポート。
③ やさしいシェアプラン:60歳以上の夫婦2人でデータをまとめて管理。一方が少ししか使わなくても無駄なくシェアできる。
mineoにはこれらのシニア特化機能がなく、スマホに不慣れなシニア層にはイオンモバイルが圧倒的に向いています。
全国200店舗以上のイオン。申し込みから設定・データ移行まで無料で手伝ってもらえる。
15GB以上で無料付帯。月1,958円で実質使い放題。イオンモバイルにはこの仕組みなし。
60歳以上専用の低価格・低速プラン。SNS・メール・LINE通話用途に最適。mineoに同等プランなし。
4人で20GB合計が月2,838円〜。mineoで4人個別契約より2,000円以上安くなるケースあり。
1GB 638円〜・1GB単位で選択可。mineoは3GBが最小で1〜2GBのプランがない。
フリータンク・パケットギフトで余ったデータをプレゼント。イオンモバイルにこの機能はない。
イオンゴールドカードで月額5%OFF+WAONポイント加算。イオン経済圏ユーザーに大きなメリット。
ドコモ・au・SBの3回線すべて選択可。イオンモバイルはドコモ・auのみ(SB回線なし)。
イオンモバイルはイオンリテール株式会社が提供するMVNO格安SIMです。全国200店舗以上のイオン店舗での対面サポートが最大の特徴で、スマホの設定・データ移行・申し込みを店舗スタッフが無料でサポートしてくれます。60歳以上向けの「やさしいプラン」・最大8人で使える「シェアプラン」・1GB単位で選べる「さいてきプラン」など、家族全員のニーズに応えるプラン設計が揃っています。オリコン顧客満足度調査の格安SIM部門で複数年連続上位を獲得する信頼性も強みです。
mineoは関西電力グループ・株式会社オプテージが提供するMVNO格安SIMです。ドコモ・au・ソフトバンクの3回線から選べる柔軟性と、月1,958円(15GB)で実質使い放題になる「パケット放題3Mbps」が最大の特徴です。フリータンクやパケットギフトでユーザー同士がデータを融通し合う独自のコミュニティ文化も根強い人気です。お試し200MBコース(最大2ヶ月)でリスクなく試せる点も魅力です。
データ量によって異なります。1〜10GBの少量〜中量帯ではイオンモバイルの方が安く、特に1〜2GBはイオンモバイルしか対応していません(mineoは3GBが最小)。3GBで比較するとイオンモバイル858円〜1,078円に対してmineo1,298円と差があります。一方、15GB以上ではmineoのパケット放題3Mbps(無料付帯)込みの実質コスパが上がります。20GBの純粋な価格はイオンモバイル1,958円・mineo2,178円(パケット放題込み)と異なります。
SNS・メール・LINE・ウェブ閲覧中心の方なら十分使えます。2025年9月に最大通信速度が200kbpsから1Mbpsに改善されており、テキストのLINEやメール・SNS閲覧・ウェブブラウジングであれば快適に利用できます。ただし動画のストリーミング視聴(YouTubeなど)には適していません。60歳以上でスマホを「電話・LINE・調べもの」に使う方には最も費用対効果が高い選択肢の一つです。
特に3〜4人以上の家族に非常にお得です。例えば4人家族で合計20GBをシェアする場合、イオンモバイルのシェア20GBプラン(1,958円)に2〜3人目:+220円×2=440円、4人目:+440円=合計2,838円/月。これを個別に契約すると3GBずつで4人計4,312円〜かかるため、1,500円前後の節約になります。ただし、全員のデータをまとめて管理するため「一人が使いすぎると全員が影響を受ける」点には注意が必要です。各人のデータ上限設定機能も提供されていますので活用してください。
フリータンクは月最大1GBまで取り出すことができます。ただしタンクの残量は常に変動し、利用者が多い時期や月末はタンクが枯渇して取り出せない場合もあります。「毎月必ずデータをもらえる」という保証はなく、あくまで補助的な仕組みとして活用するのがベストです。一方でデータが余った月に放出するのは自由なため、「困ったときのセーフネット」として機能します。イオンモバイルにはこのような仕組みはありませんが、シェアプランで家族間のデータ融通は実質的に行えます。
対面サポートが必要なシニアの方にはイオンモバイルが大きく優れています。全国のイオン店舗でスタッフが申し込みから設定・操作方法の説明まで無料でサポートしてもらえます。また60歳以上専用の「やさしいプラン」があり、通常プランより低価格で利用できます。mineoはオンライン中心の対応で、スマホ操作に慣れていないシニアの方には敷居が高い場合があります。ただし「近くにイオンがない」「子供や孫がサポートしてくれる」という方なら、mineoの安さやパケット放題のメリットを選ぶ選択肢もあります。
14項目の比較結果をシンプルにまとめます。
最大の判断軸は「対面サポートが必要か・シニアがいるか」と「使い放題に近い感覚で使いたいか」の2点です。イオン店舗でのサポートを必要とする家族がいる・60歳以上のシニアがいる・家族全員でシェアして節約したいというケースでは、イオンモバイルが最も有力な選択肢です。一方で「月のデータ量が読めない・使い放題に近い環境で使いたい」「SB回線も選べる柔軟性が欲しい」という方にはmineoのパケット放題が向いています。
※ 料金はすべて税込。2026年4月時点の情報です。
※ イオンモバイルのさいてきプラン料金は公式サイト掲載の参考価格です。1GB:638円〜、3GB:858円〜(通話料・オプション料金別途)。
※ mineoのマイピタ料金はデュアルタイプ(音声通話付き)の参考価格です。
※ イオンモバイルのやさしいプランは60歳以上限定。最大通信速度は下り1Mbps(2025年9月改善)。
※ イオンモバイルのシェアプランの追加料金:2〜3人目:+220円/人、4〜5人目:+440円/人(音声SIMの場合)。
※ mineoのパケット放題3Mbpsは平日12時台に最大32kbpsに制限されます。
※ プラン内容・キャンペーンは変更される場合があります。最新情報は各社公式サイトをご確認ください。



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