この記事では、業界最安水準の料金で人気の格安SIM「日本通信SIM」について、契約前に知っておくべきデメリット7つを正直に解説します。「後悔した」「失敗した」という事態を防ぐために、良い面だけでなく不都合な真実も包み隠さず伝えます。
結論を先に言うと、日本通信SIMは「条件が合えば最強コスパ、合わなければ後悔する」格安SIMです。向いている人・向いていない人がはっきり分かれます。
デメリットを理解するうえで、まず現行プランを把握しておきましょう。
通話:30秒11円(専用アプリ不要)
かけ放題オプション:+390円(5分)等
業界最安水準
通話:5分かけ放題または70分無料
追加かけ放題:+1,600円
コスパ中容量
通話:5分かけ放題または70分無料
追加かけ放題:+1,200円
大容量最安水準
日本通信SIMの最大のデメリットは昼休みの速度低下です。2026年1月の実測データでは、12〜13時台のダウンロード速度が高画質動画視聴に必要な25Mbpsを大きく下回るケースが複数の計測サイトで報告されています。
ドコモ回線を間借りするMVNO(仮想移動体通信事業者)の宿命として、回線が混雑するランチタイムには速度が落ちます。SNS閲覧・テキストメッセージ・地図アプリ程度なら影響は少ないですが、YouTube・動画ストリーミング・ビデオ通話には昼間は不向きです。
実際のX(旧Twitter)の口コミにも「昼は遅い」「12時台は使い物にならない」といった声が多く見られます。
2026年4月1日より、日本通信SIMの本人確認方法が変更されました。これまで使えた「書類の画像アップロード」方式が廃止され、マイナンバーカードをアプリで読み取る方式のみになりました。
マイナンバーカードを持っていない方は、まずマイナンバーカードの取得から始める必要があります(取得まで1〜2ヶ月程度かかる場合あり)。他の格安SIMの多くはまだ運転免許証など別の書類で申し込めるため、この点では日本通信SIMが一歩引いている状態です。
日本通信SIMは「キャンペーンをやらない」ことで月額を安く保つ」という方針を明確にしており、MNP乗り換えポイントや初回割引などのキャンペーンが一切ありません。
他社の状況と比べると、IIJmioは乗り換えキャンペーンで端末を大幅割引・LINEMOは最大12,000PayPayポイント還元・楽天モバイルは最大14,000ポイント還元などを実施しています。「乗り換え時にまとめてポイントをもらう」ことを期待している方は大きな機会損失になります。
日本通信SIMは完全オンライン専用で、実店舗が一切ありません。申し込み・設定・問い合わせのすべてをWebまたは電話・メールで行います。
UQモバイルのauショップやワイモバイルのSoftBankショップで対面サポートを受けられるのと比べると、初めてスマホを乗り換える方・シニアの方・スマホ操作が不安な方には不向きな面があります。特にSIMカード到着後のAPN設定など、初期設定でつまずいた場合のサポート体制は限定的です。
日本通信SIMの合理的シンプル290プランは、海外でのデータ通信に対応していません。公式サイトにも「海外でデータ通信はご利用いただけません」と明記されています。
ahamoが82カ国で30GBまで追加料金ゼロで使えるのと比べると、海外旅行・出張が多い方にとっては大きな制約です。みんなのプラン・50GBプランも海外ローミングは原則非対応で、海外では現地SIMや別途Wi-Fiルーターを準備する必要があります。
日本通信は2024年2月にドコモとの音声通信網の相互接続を合意し、「ネオキャリア」として進化することを発表していました。当初は2026年5月24日のサービス開始を予定していましたが、2025年11月に「2026年11月24日」へ半年延期されることが発表されました。
ネオキャリア化が実現すると、自社でSIMカードを発行・管理できるようになり、独自番号の利用・新サービスの展開・eSIM拡充などが期待されます。延期自体は現ユーザーへの直接的な悪影響はありませんが、「新しいサービスを期待していた方」にとっては待ち時間が延びる形になります。
日本通信SIMの50GBプランは月2,178円と格安SIM中で最安水準ですが、50GBを超えた場合の追加データが220円/1GBと割高です。例えば60GBを使うと+2,200円で合計4,378円になり、楽天モバイルの無制限(3,278円)より高くなります。
また、「合理的50GBプランの公式ページでは、63GB以上利用する場合は大手携帯電話会社のプランを推奨する」と記載されているほど、大容量利用者には向かないことを日本通信自身が認めています。
デメリットを踏まえたうえで、それでも日本通信SIMが「最安クラス」になる容量帯を確認しましょう。
| 会社名 | 〜1GB | 〜3GB | 20GB前後 | 50GB前後 | 無制限 |
|---|---|---|---|---|---|
| 日本通信SIM | ¥290 | — | ¥1,390 (20GB) |
¥2,178 (50GB) |
非対応 (63GB超は他社推奨) |
| NUROモバイル | — | ¥792 | — | — | — |
| IIJmio | — | ¥850(2GB) | ¥1,500(15GB) | — | — |
| LINEMO | — | ¥990 | ¥2,090(10GB) | — | — |
| 楽天モバイル | ¥1,078 | ¥1,078 | ¥2,178(〜20GB) | ¥3,278(無制限) | ¥3,278 |
| ahamo | — | — | ¥2,970(30GB) | ¥4,950(110GB) | — |
月290円(税込)は本当です。ただし1GBを超えると220円/1GBの追加データ料金がかかります。また通話料は30秒11円の従量課金で、かけ放題オプション(5分かけ放題390円〜)は別途追加が必要です。Wi-Fi環境中心で通話もあまりしない方なら月300〜500円台で収まるケースが多いです。
2026年4月1日以降、日本通信SIMの本人確認はマイナンバーカードのアプリ読み取り方式のみとなりました。運転免許証などの画像アップロード方式は廃止されています。マイナンバーカードを持っていない方は申し込めないため、先にマイナンバーカードを取得するか、他の格安SIMを選ぶ必要があります。
使い方で異なります。月1GBで十分な超ライトユーザー(月290円)・月20GBで十分な方(月1,390円)・月50GBで十分な方(月2,178円)は日本通信SIMが最安水準です。スマホを一緒に安く購入したい・端末セット購入を重視する方・eSIMをドコモ/au両方で使いたい方はIIJmioが有利です。詳しくは「日本通信SIM vs IIJmio 徹底比較」をご覧ください。
はい、eSIMに対応しています(データ通信専用のeSIMと、音声対応SIMの両方)。ただし2026年4月以降、本人確認がマイナンバーカード読み取り方式に変更されたため、eSIM申し込み時もマイナンバーカードが必要になりました。eSIM対応機種であれば最短で当日から使い始めることができます。
最低利用期間・解約金ともに0円です。いつでも解約できます。ただし初期の事務手数料(3,300円)は返金されません。MNP転出手数料も0円で、他社への乗り換えも縛りなしで行えます。気軽に試して合わなければ乗り換えるという使い方ができます。
日本通信SIMのデメリット7つをまとめます。
これらのデメリットを理解したうえで、「月1GB以下の超ライトユーザー」「Wi-Fi中心でサブSIM」「月20〜50GBで最安を追求」というケースに当てはまる方にとっては、日本通信SIMは今の格安SIM市場で最強のコスパを誇ります。
「昼間の速度低下が許容できない」「マイナンバーカードがない」「キャンペーンポイントが欲しい」という方は、IIJmio・NUROモバイル・LINEMOなど他社との比較もしてみてください。
※ 料金はすべて税込。2026年5月29日時点の情報です。
※ 本人確認方法の変更(2026年4月1日〜)は日本通信SIM公式サイトのお知らせに基づきます。
※ ネオキャリアのサービス開始延期(2026年11月24日予定)はITmedia Mobile 2025年11月報道に基づきます。
※ 速度データは2026年1月時点の複数計測サイトの実測値を参考にしています。実際の速度は環境・時間帯・エリアにより異なります。
※ プラン内容・料金は変更される場合があります。最新情報は日本通信SIM公式サイトをご確認ください。


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