ahamoとLINEMOは2026年4月時点でベストプランV(30GB)がどちらも月2,970円と完全同額になっており、「じゃあどっちでも同じでは?」と思いがちです。しかし回線・速度安定性・LINEの扱い・繰り越し・サポートの違いは大きく、使い方次第でどちらを選ぶかが変わってきます。
この記事では14の項目でahamoとLINEMOを徹底比較し、あなたの使い方に合った1社を見つけられるよう解説します。
| 比較項目 | ahamo | LINEMO |
|---|---|---|
| 運営会社 | NTTドコモ | ソフトバンク |
| 回線 | ドコモ回線(MNO) | ソフトバンク回線(MNO) |
| 主要プラン(30GB) | 2,970円(30GB・5分かけ放題) | 2,970円(ベストプランV・30GB・5分かけ放題) |
| 小容量プラン | × なし(30GB固定) | ◎ あり(ベストプラン:〜3GB 990円 / 〜10GB 2,090円) |
| データ繰り越し | × なし | × なし |
| LINEギガフリー | × なし(通常消費) | ◎ あり(トーク・通話・ビデオ通話が消費ゼロ) |
| 5分かけ放題 | ◎ 無料付属 | ◎ ベストプランVに無料付属 (ベストプランは月550円の有料オプション) |
| 通話料(超過後) | 22円/30秒 | 22円/30秒 |
| テザリング | ◎ 無料(30GB内) | ◎ 無料(30GB内) |
| 5G対応 | ◎ 対応 | ◎ 対応 |
| eSIM対応 | ◎ 対応 | ◎ 対応 |
| 店舗サポート | △ 一部ドコモショップ | × なし(チャットのみ) |
| 海外ローミング | ◎ 91の国・地域で利用可 (海外15日超で128kbps制限) |
△ 別途設定・料金が必要 |
| 契約縛り・解約金 | ◎ なし | ◎ なし(加入月解約は990円) |
2026年4月時点でLINEMOベストプランVが30GBで月2,970円に改定され、ahamoの30GBプランと完全同額になりました。ただし使い方次第でどちらがお得かは大きく変わります。
| 使い方 | ahamo | LINEMO | 差額 |
|---|---|---|---|
| 月3GB以下(LINEメイン) | 2,970円(30GBしかない) | 990円(ベストプラン段階①) | 年間23,760円の差 |
| 月5〜8GB | 2,970円(30GBしかない) | 2,090円(ベストプラン段階②) | 年間10,560円の差 |
| 月20〜30GB | 2,970円 | 2,970円(ベストプランV) | 同額 |
| 月30GB超(無制限必要) | 4,950円(ahamo大盛りオプション・+80GBで計110GB) | 制限あり(30GB超は1Mbps→128kbps) | 楽天モバイルを検討 |
両社ともソフトバンク・ドコモという大手キャリアのサブブランドとして回線を使うため、MVNOと比べて昼間の速度低下が少ないのが共通の強みです。ただし速度の安定性には差があります。
実測速度(目安)
下り:60〜120Mbps(昼間も安定)
上り:20〜40Mbps
ドコモ回線はカバーエリアが全キャリアで最広で、地方・山間部でも繋がりやすいのが強みです。昼12〜13時のピーク時でも速度低下が少なく、テレワーク・Zoom会議でも安定して使えます。
実測速度(目安)
下り:50〜90Mbps(昼間も比較的安定)
上り:15〜25Mbps
ソフトバンク回線もサブブランドとして優先帯域が確保されており、MVNOと比べると昼間の速度は安定しています。都市部では特に安定しており、動画視聴・SNS利用には十分な速度が出ます。
LINEMOの最大の独自機能「LINEギガフリー」は、LINEのトーク・通話・ビデオ通話・画像動画送受信をデータ消費ゼロで使えるサービスです。日本のスマホユーザーのLINE利用率は9割以上と言われており、日常的なLINE使用でのデータ節約効果は無視できません。
| LINEの使い方 | 月間データ消費量目安 | ギガフリーによる節約 |
|---|---|---|
| テキストトーク中心(毎日) | 約50〜100MB | 小さい |
| 画像・スタンプも頻繁に送受信 | 約200〜500MB | そこそこある |
| LINE通話を毎日30分以上 | 約300〜600MB(通話) | 大きい |
| LINEビデオ通話を毎日1時間 | 約1〜2GB | 非常に大きい |
ahamoはNTTドコモが2021年3月に開始したオンライン専用プランです。ドコモの回線品質をほぼそのまま活用できる点が最大の強みで、格安SIMの中でも通信速度・安定性で最高水準を誇ります。
LINEMOはソフトバンクが2021年3月に開始したオンライン専用プランです。2024年7月に「ベストプラン」へ改定され、3GB以下990円という小容量帯での圧倒的なコスパが加わりました。LINEをメインコミュニケーションツールとして使う方に最大の強みを発揮します。
月のデータ使用量によって変わります。月30GBをしっかり使う方には同額なので速度重視でahamoがおすすめです。月3GB以下に収まる方・LINEを毎日多用する方にはLINEMOの990円プランが圧倒的にお得です。目安として「毎月のデータ使用量が10GB以下」ならLINEMO、「20GB以上使う・通信速度を最優先にしたい」ならahamoを選ぶと失敗しにくいです。
実測データではahamoが平均60〜120Mbps、LINEMOが50〜90Mbps程度で、ahamoがやや速い傾向があります。特に昼の混雑時間帯(12〜13時)の安定性でahamoが優位です。ただしLINEMOも日常使いには十分な速度があり、動画視聴・SNS・Web閲覧などはストレスなく使えます。速度の差を「絶対に妥協したくない」という方にはahamo、「そこそこ速ければOK」という方にはLINEMOで問題ありません。
どちらも手続きの複雑さは同程度です。ただし、ドコモからahamoへの移行は同一グループ内の変更のため手続きがスムーズで、MNP転出手続き不要でWebから直接変更できます。ソフトバンクからLINEMOへの移行も同様に手続きは簡単ですが、LINEMOへの乗り換えはSB・ワイモバイルからのMNP乗り換えキャンペーン対象外になる点は注意が必要です。
はい、LINE通話・LINEビデオ通話もLINEギガフリーの対象でデータ消費ゼロです。日常的なLINE音声通話は1分あたり約1〜3MBを消費しますが、LINEMOではこれが一切かかりません。毎日LINE通話を30分以上する方なら月に数百MB〜1GBの節約になります。ただしLINEニュース・スタンプショップ・位置情報共有は対象外です。
2021年10月以降に購入したiPhoneは原則SIMロックなしのため、どちらのキャリアでもそのまま使えます。それ以前のiPhoneでもSIMロック解除済みであれば利用可能です。eSIMにも両社対応しており、申し込み後すぐに開通できます。なお、ahamoはドコモ回線のため、ドコモ購入のiPhoneとの相性が特に良好です。
ahamoとLINEMOの違いを14項目で比較しました。最後に選択基準を整理します。
どちらも格安SIMの中では通信品質が高く、大きく外れることはありません。迷ったら「自分のLINE使用頻度」と「月のデータ使用量」の2点で判断するのが最もシンプルな選択基準です。
※ 料金はすべて税込。2026年4月時点の情報です。
※ LINEMOベストプランVは2025年2月より30GBにプラン化されたサービスです。
※ ahamo大盛りオプションは基本プラン(30GB・2,970円)に+1,980円で80GBを追加し、合計110GB・月4,950円になるオプションです。
※ ahamoの海外ローミングは91の国・地域で月30GBまで追加料金なし。海外で15日を超えて利用すると128kbpsに制限されます。
※ 通信速度は実測の目安で、時間帯・場所・端末によって異なります。
※ プラン内容は変更される場合があります。最新情報は各社公式サイトをご確認ください。



コメント